vol.4 データを保管するモノとは? 光ディスク編

2013/02/14

ハードディスクやフラッシュ以外にも、データを記録するためのものの代表的なものがあります。それが「光ディスク」です。光ディスクには、1980年代から使われていたCD(Compact Disc)をはじめ、DVD(Digital Versatile Disc、Digital Video Disc)、Blu-ray Discなどがあります。最初に実用化された光ディスクは、直径30cmのディスクに両面で最大2時間のビデオ信号を記録する「レーザーディスク」と呼ばれるもので、情報はアナログ信号で記録されていました。その後オーディオデータをデジタル記録するCDが登場し、コンピュータ用のデータを記録する方式に拡張したCD-ROMが生み出されました。

CD-ROMは、レーザー光線を使ってディスク表面の微小な凹凸を読み出すことで情報を認識します。ディスク自体は透明なプラスチックでできており、記録面の裏側にあるラベル面にデータを表現する凹凸があります。このラベル面に光を反射する金属皮膜を付着させ、凹凸や反射面を保護するためにラベル面に保護皮膜があります。この記録面にレーザー光を当てると光が反射しますが、凸部分に光が当たると光の拡散により反射光が弱くなります。この光の強弱をセンサーで検知し、記録されているビットの並びを読み出すことができるのです。

現在は、CD-ROMからさらに大容量のデータ記録が可能な「DVD-ROM」へと移行しており、CD-ROMはその役目を終えています。DVD-ROMは、厚さが1.2mm、直径12cmとCD-ROMと同じサイズながら、薄いディスクを2枚重なることで倍の容量を記録することが可能なメディアです。読み出し面から深い側の記録面にのみ反射膜があり、それぞれの面ごとに光の焦点を合わせることで、重なった2層の記録面を別々に読み出すことが可能です。両面を記録面にすることができるため、1枚のディスクに4つの記録面を作りだすこともできます。

なお、最も大容量化を実現しているものに、ソニーなどが中心となって共同策定した、青紫色半導体レーザーを用いた「Blu-ray Disc」があります。サイズはDVDと同じでありながら、1層で25GBという大容量の記録が可能となっており、多層化が可能なためにさらに大容量化が可能とされています。