HDD(ハードディスク)故障の原因とデータ復旧のための対処法

パソコンに搭載されたHDD(ハードディスク)には、写真や動画、音楽、仕事に関わる重要な書類やメールなど、さまざまなデータが保存されています。そんなHDDが突然故障したら…。復旧させたいけれど、業者に依頼するのと自力で復旧させる場合とではどう違うのか、故障したらやってはいけないのはどんなことなのかなど、対処法を知らずにデータを破損させたくないですよね。
パソコンがトラブルに見舞われたとき、どのように対処することで大切なデータを救出することができるのか、保存データの復旧方法について紹介します。

HDDの故障の原因と対処法

HDDの故障(障害)は、データの破損によって起こる“論理障害”とHDDそのものの破損によって起こる“物理障害”に分けられます。
それぞれ原因と対処法が異なりますので、まずは症状からどちらの障害か見極めましょう。

論理障害と物理障害とは?HDDの故障の種類と原因

論理障害はHDDのデータが破損して起こる障害で、HDD自体には問題ありません。正常に起動することもあるため、気がつきにくいかもしれません。

  • OSが起動しない
  • ファイルやフォルダが開けない
  • プログラムファイルが破損した
  • フォーマットをし直すよう要求された
  • データを誤って削除してしまった

などの症状が該当します。
主な原因は、人為的なミスやプログラムの故障、破損などの問題により、データを正しく読み出せなくなることです。HDDの長時間使用やウイルス感染によりプログラムファイルが破損、データ消去や初期化などの誤操作も論理障害の一因となります。

物理障害は、HDDそのものが破損して起こる障害です。

  • 異常な音や臭い、熱などが発生する
  • 再起動が頻発する
  • OSが起動しない
  • BIOS画面でHDDが認識されない
  • 外付けHDDが作動しない
  • 外付けHDDのデータにアクセスできない

などの症状が該当します。
主な原因は、長期間使用したことによる消耗や経年劣化などで自然に故障してしまうケースで、衝撃や振動、熱暴走なども故障の原因となり得ます。またHDDは消耗品で、10,000時間が寿命の目安とされています。例えば1日8時間使う場合は3、4年ほどでトラブルリスクが高まるでしょう。

電源は入れないこと!HDDが故障したときの対処方法

HDDの調子がおかしい、故障したかな、と思ったらまずはパソコンの電源を落としてコンセントを抜きましょう。やみくもに何度も再起動を試みるのはデータ復旧の可能性を著しく低下させてしまう行為であることを覚えておきましょう。HDDが壊れた状態で再度電源を入れて通電すると、HDDに負荷がかかり、データ被害や故障そのものをより悪化させてしまうことがあるからです。特にHDDから異音がする場合は、電源のON/OFFだけでさらに損壊を大きくしてしまうこともあります。
そのためHDDの故障が、前述したどの障害に当たるのかを見極め、対処法を決めるまではパソコンに電源を入れない、何もしない、ということが鉄則です。
また、起動中にパソコン側からフォーマット要求があっても決して行わないこと。データが消去されて復旧できなくなってしまうことがあります。

バックアップが大切。HDDが故障したときのデータの可能性

HDDが故障してしまうと、大切なデータがなくなってしまう可能性があります。
故障する予兆を感じたら、データにアクセスできるうちにバックアップを取っておくようにしましょう。

  • HDDの作動音が大きくなった
  • 読み込みや書き込み中にエラーが出るようになった
  • データのアクセス速度が遅くなった

などは、HDDに不具合が生じ始めている状態です。

パソコンが起動しなくても、他のパソコンにHDDをつないで認識できれば、バックアップを取ることも可能です。

壊れたHDDのデータは復旧できる?障害の種類や度合い、重要性で判断

壊れたHDDに大切なデータが入っていた場合、データの復旧はどうすればいいでしょうか?自分でできるか、専門業者へ依頼した方がいいのか、HDDの状態とデータの重要性によって対処方法を判断しましょう。

論理障害のみであればフリーソフトでデータ復旧できる可能性あり

論理障害のみである場合、HDD自体は無事であるため、程度によりますがデータ復旧ソフトで対処できることが多いといえます。
データ復旧ソフトは、プログラムなどが故障(破損)したHDDからデータを取り出したり、誤って消去してしまったデータを復旧したりするためのソフトです。OSが立ち上がらなくても、パソコンが起動しHDDを認識できる状態であれば、ソフトを使ってデータの復旧ができ、フリーソフト(無料)も数多く公開されています。ご自分でデータ復旧をする場合、フリーソフトを利用すれば無償で、有料版でも10,000円以下のものが多く、費用を抑えて行うことができるでしょう。

しかし注意したいのが、故障したHDDはとても不安定な状態であるということです。そのため、論理障害と物理障害の切り分けが正確ではない段階でデータ復旧ソフトを使うことでHDDに負担をかけてしまい、状態をもっと悪くしてしまうことがあります。データ復旧を自力で試しているうちにHDDを完全に壊してしまい、専門業者へ持ち込んでも復旧ができなくなってしまった、という本末転倒な事態になりかねません。また、慣れない復旧作業によって、データが上書きされてしまって完全にデータ復旧の可能性がなくってしまうという危険性があることも念頭に入れておく必要があります。上書きされてしまったデータは復旧業者でも復旧することができません。

ご自分でデータ復旧ソフトを使って作業をする場合は、最悪の場合なくなってもいいと諦めがつくような、データの重要性が低いデータであるようだったら試してみる価値があります。
少しでも不安があったり、大切なデータが入っていたりする場合は、速やかに専門業者へ依頼した方が安心です。

データの重要性や障害度合いにより業者にデータ復旧サービスを依頼する

物理障害の場合は、データを記録している部品の軽度な障害から、データを救出するためにHDDを分解してパーツを交換する必要のある重度の障害まで、度合いよって専門的な作業が必要となる場合があります。

論理障害と物理障害の見極めがご自身でできないことが多いため、一つ言えるのは、HDDの状態が悪い、あるいはHDDに何かしらの障害が発生してデータが開けない、というときに、通電をしてあれこれ試すことは、HDDの寿命を余計に縮めてしまう可能性があるためやってはいけない、ということです。
もし、HDDの中にとても重要なデータが入っているのであれば、初めから専門業者へ依頼するのが安全です。

不適切な処置により、論理障害であれば完全に復旧ができなくなるリスク、物理障害であれば故障が悪化して復旧が困難になるリスクが発生してしまうため、専門業者の速やかな判断と対処が必要です。経験と実績のある信頼できるデータ復旧業者に依頼しましょう。

アドバンスデザインでは、国際規格である品質マネジメントシステム「ISO9001」の認証取得・運用を行い、高品質なデータ復旧サービスを提供。情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001」の認証取得・改善に努め、強固なセキュリティ体制を築いているため、情報漏洩の危険性がありません。
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