パソコンが壊れたときの対処法。写真やデータの復旧方法について

パソコンは、消耗品といわれています。
製品寿命やシステム障害の発生、ウイルス感染などさまざまな理由によっていつか故障してしまいます。
では、パソコンが故障したときにどう対処したら良いのでしょうか。

今回はパソコンが壊れたときの対処法と、写真やデータなどの復旧方法についてご紹介します。

パソコンが壊れて写真が見られない?パソコンが故障する4つの原因

まずは、パソコンが故障する主な原因をご紹介します。

パソコンは暑さに弱い。熱による故障

パソコンは、熱にとても弱いです。
経年劣化などで一部パーツに負荷がかかったり、適切な使用方法をとらなかったりしたことによって熱暴走を起こしてしまい、パソコンの電源が突然落ちることや、パーツが壊れてしまうこともあります。

パソコンに熱が溜まってしまうよくある原因として、ファンにホコリが溜まっているということが挙げられます。
パーツに溜まっていく熱を冷やすために使われるファンですが、空気と一緒にホコリも取り込んでしまいます。
ホコリが溜まってしまうことによって冷却効率が落ちてしまいます。

パソコンはデリケート。衝撃による故障

パソコンのパーツは精密機器です。
先程紹介した熱の他にも、落下などの衝撃にも弱く故障の原因になります。
データが保存されているHDD(ハードディスク)は衝撃に弱いため、落下などの衝撃が原因でデータが読み込めなくなる…ということもあります。

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雷の日のパソコン利用は要注意?雷サージによる故障

落雷によって発生する過電圧や過電流 のことを、雷サージと言います。
この雷サージは、パソコンにとって致命的な故障の原因となってしまいます。

とても大切なデータが入っていてバックアップも取っていないという方は、雷が鳴っている日は、パソコンの電源を切り外部とつながっているコンセントやLANケーブルなどのケーブル類をすべて外すということも選択肢としては考えられます。
他にも、雷サージからガードする機能を持ったタップなども販売されているのでそれを使い防止するという対策もあります。

パソコンにも寿命がある。経年劣化による故障

パソコンの平均寿命は5年~7年と言われています。
パソコンのパーツは精密機器なので、使えば使うほど寿命が短くなります。

ご自身のパソコンが5年近くなっている場合は、経年劣化でデータにアクセスできないなど色々な障害が出てきている可能性も考えられます。

思い出の写真が消えてしまったら?データの復旧方法について

主な原因がわかったところで、故障したパソコンからデータを復旧させる方法をご紹介します。

パソコンが起動しなくてもあきらめない!データ復旧ソフトの使用

自分でできるデータ復旧の方法に、データ復旧ソフトを使用する方法があります。
データ復旧ソフトは現在有料から無料のものまで多数あり、手軽に試すことができます。

しかし、データ復旧ソフトの使用には注意点があります。
まず、データが消えたHDDにデータ復旧ソフトを直接インストールしてはいけません。
消えたデータ上に新たにデータが上書きされることで、データ復旧ができなくなる可能性があります。
また多数のデータ復旧ソフトがある分、性能も高いものから低いものまで多岐にわたります。
もうアップデートが行われていなかったり、Windows10のような最新OSに対応していなかったりと、データ復旧ができない場合もあります。

予備のパソコンがあるならアダプタを使ってHDDのデータを移行

壊れたパソコン以外にも予備のパソコンを持っている場合には、壊れたパソコンのHDDやSSDからデータを移行するという手があります。
HDDにはIDEやSATAといった接続規格がありますが、それをUSBに変換するアダプタがある のでそれを使って他のパソコンへデータを移します。

この方法は、デスクトップパソコンの中を開いてHDDを取り出す必要があるので、パソコンに慣れていない場合はやめておいた方が良いかもしれません。

無理だ!と感じたらなるべく早めに業者に依頼

データ復旧の方法を2つ紹介しましたが、どちらも物理的にHDDが壊れていない場合(論理障害)に限った方法です。

もし衝撃で壊れてしまった場合などの物理障害による故障では、上記の方法ではデータ復旧することはできません。

物理障害のように個人では対応が難しい故障の場合や、パソコンに詳しくないため自力で復旧できる気がしない!という人は業者にデータ復旧を依頼することをおすすめします。
データ復旧のプロが作業をするため、データの復旧率が高まります。

アドバンスデザインでは、高品質で高精度のデータ復旧サービスを行っております。症状に合わせた最適の方法で大切なデータの抽出を行います。
初期診断費は無料ですので、お気軽にお申し込みください。

注意!データが消えたと思ったら新たなデータを書き込まないこと

データが消えてしまったときに最もやってはいけないことは、新たにデータを書き込んでしまうことです。
消えたデータの上に書き込んでしまうことで、データが上書きされ復旧が困難になってしまうためです。

パソコンに慣れていない人や、絶対に失いたくないデータの場合は、万が一にも新しいデータを書き込まないためにそれ以上パソコンを起動・操作しないことをおすすめします。
詳しい人に頼むか、データ復旧の業者に依頼しましょう。

写真のおすすめバックアップ方法

カメラやスマートフォンで撮った大事な写真や画像を失う前に、しっかりとデータをバックアップしておきましょう。
写真や画像の保存方法にも色々なやり方がありますのでご紹介します。

手軽にできる代表的な保存方法

1.パソコンに保存する

・保存する方法

カメラやスマートフォンなどにある画像を、パソコンのHDDやSSDに取り込んで保存しておけます。 カメラやスマートフォンをパソコンとケーブルでつなげて、データを保存します。

・メリット・デメリット

パソコンを持っていれば、まずはこの方法をおすすめします。 管理も楽ですし、編集ソフトを持っている場合はそのまま編集などをすることもできます。 デメリットとしては、大量に画像を保存しすぎるとパソコンの容量がいっぱいになることで動作が遅くなってしまうことや、コピー時に負荷がかかる点などが挙げられます。

2.外付けHDD/SSDに保存する

・保存する方法

パソコンの内蔵HDD/SSDではなく、外付けのHDD/SSDにバックアップしておく方法です。 パソコンに外付けHDDと、スマートフォンやカメラをそれぞれつなげてデータを保存します。

・メリット・デメリット

メリットは、外付けHDDの容量がいっぱいになっても新しい外付けHDDを用意するだけで、また画像を大量に入れておくことができるので、パソコンの容量を埋めるようなことにはなりません。 また、他の端末に外付けHDDをつなげるだけでデータの閲覧・取出しが可能です。 そういった点から、写真を大量に撮る人は外付けHDDに保存することをおすすめします。 デメリットとしては、写真を手動で外付けHDDに保存しなければならないので手間がかかることです。 専用のソフトを使用することで自動保存できるようになります。

3.オンラインストレージ(Amazon DriveやGoogleフォト)の利用

・保存する方法

オンラインストレージにデータを保存しておく方法です。 ネット環境さえあれば、保存したいオンラインストレージにログインしてアップロードをすれば保存ができます。

・メリット・デメリット

オンラインストレージでのバックアップのメリットは、ログインができればどの端末からでもデータが手軽に取り出せる点です。 保存もケーブルを必要とせず、ネット環境さえあればいつでも行うことができます。 デメリットとしては、無料の場合、保存できる容量に制限があったり、圧縮されて画質が下がったりしてしまうことです。 例えば、Googleフォトの場合は最大1600万画素相当まで縮小されます。 そういった点から、あまり写真を撮らない人はオンラインストレージを使うことをおすすめします。

4.SNS(Facebook・Instagramなど)の利用

・保存する方法

写真を投稿するSNSを利用して画像を保存する方法です。 アカウントにログインして、写真を添付して投稿するなど、利用するだけで保存ができます。

・メリット・デメリット

友達と写真を共有して楽しみながら写真を保存できます。 デメリットとしては、アカウントが何らかの原因で削除されたり、ログインができなくなったときに写真の保存・削除が不可能になったりすることです。 また、SNSによっては投稿した際には画質も下がります。 そういった点から、画像のバックアップを目的とせず、純粋にSNSを楽しみたいという方におすすめです。

写真データの保存先は2カ所以上がポイント

画像のバックアップには、外付けHDDだけではなく、パソコンにも保存しておくなど2重に対応しておくことが大切なポイントです。 そうすることで、片方のデータが消えてしまってももう片方のデータが無事なので、データの完全な消失を防ぐことができます 。

また、こまめなバックアップも必要です。デジタル機器の障害は突然やってきますので、バックアップは習慣づけることをおすすめします。


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