メディア解説

磁気テープとは

コンピュータに使われる磁気記録装置としての磁気テープ(ドライブ)は、1951年06月にRemington Rand社が“UNIVAC I”外部記憶装置として販売したことに始まる。初期のテープは幅2インチのリールに巻かれた、“オープンリール型”であり、その後登場した1インチ幅のオープンリール型は、1990年代初期までのコンピュータ(メインフレーム:大型汎用機)用の外部記憶装置として使用されていたため、“電算室”の象徴でもあった。日本では、パソコン用としてはあまり普及していないが、コンピュータの本場ともいえる米国では、1980年代に登場したカートリッジ式の普及によって、1990年代後半ではパソコン用として家庭用としても一般的な存在となっていた。
参考:米国では、サラリーマンの給料から所得税が直接源泉徴収される制度は無く、個人に税務申告の義務が課されているため、個人においても税務データ管理の重要度が高いという背景が存在する。

磁気テープの特徴

磁気テープは、その名の通り長いプラスチックフィルムに磁性体を塗布したテープにデータを記録するため、書き込まれた情報にランダムにアクセスすることは、高速に両方向に自在に回転することが必要となるため、急停止、反転に伴うテープ加わる張力の変化などで“伸びや切断”を招き、傷害の原因となることもあり、最も苦手な作業であるため、定められたプログラムのロードや、シーケンシャルなデータの読み出し、データのバックアップなどの用途に適しているといえる。

磁気テープの種類

磁気テープの分類は、磁気ヘッドの使い方で、テープの走行方向にそのまま記録する“固定ヘッド”と、ビデオテープレコーダーに代表される、ヘッドを回転させることでテープを斜めに横切る、不連続なトラックを作成し記録する“ヘリカルスキャン”に分ける方法と、外観によって“オープンリール”、“カートリッジ”に分け、更に“カートリッジ”でも、カートリッジ内にリールを2つ持つ“2リール型”と、カートリッジからドライブ内に設置された別のリールにテープを送る“1リール型”に分けることも出来る。 代表的なものとして、以下のようなものが存在する。

固定ヘッド

オープンリール
2インチ、1インチ
カートリッジ
CMT(Cartridge Magnetic Tape):2リール
CST(Cartridge System Tape):2リール
IBM3480/3490:1リール
DLT(Digital Linear Tape):1リール
LTO(Linear Tape-Open Ultrium):1リール
Travan:2リール
QIC(Quarter Inch Cartridge):2リール

ヘリカルスキャン

カートリッジ
Data 8:2リール
AIT(Advanced Intelligent Tape):2リール
DTF(Digital Tape Format):2リール
DDS(Digital Data Storage):2リール