パソコンの電源が入らない・起動しないときに初心者でもできる対処法

いつもどおりパソコンを起動しようとしたら、電源が入らない・起動しない。もしくは、電源自体は入っているが、画面が真っ暗のまま…。
そんな状況にパソコンが壊れたと思ってしまい、焦った経験がある方もいるのではないでしょうか。

パソコンが起動しない理由にはいくつか原因があります。その原因と対処法を知っておくだけでも、いざというとき慌てずに対処できるようになるため、ぜひ参考にしてみてください。

また、パソコンが起動できなくても早急にパソコンの中にあるデータが必要な場合もあるでしょう。アドバンスデザインでは、「緊急復旧サービス」も行っています。メディア到着後、即日~1日でのお見積もり、最短で復旧作業を行います。初期診断は無料ですので、ぜひご相談ください。

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【パソコンの電源が入らない】考えられる8つの原因と対処法

パソコンが起動しない状況には、「電源が入らない」「電源は入る」という大きく2つのパターンがあります。

まずは、電源ランプは点滅するけれどパソコンの電源がまったく入らない、そもそも電源ランプすら点滅しないなど、パソコンの電源が入らない8つのパターンについて見ていきましょう。

1.延長コードによる電力不足

コンセントの差込口が多い延長コードを利用している場合(タコ足配線)、電力不足により、パソコンに供給できる電力が足りなくなるため、電源が入らないことがあります。

延長コードを利用している場合は、
  • 延長コードを使わずにコンセントに直接つなぎ替えてみる
  • 他の電気製品につなぎ替えて、延長コードが正常に動作するか確認する
  • 延長コードから他の電気製品を取り外してPCだけを起動してみる
などの対処をしてみましょう。

これで解決する場合は延長コードが原因である可能性が高いので、ワット数の大きな延長コードに変更するか、延長コードの使用をやめ、壁のコンセントから直接電源をとるようにしましょう。

2.電源ケーブル類の問題・劣化

電源ケーブルをしっかりとコンセントに差していなかったり、パソコン本体やACアダプターから外れていたりするケースです。
また、接続していても、ケーブルの劣化やケーブルが無理に曲がっている場合、内部で断線している可能性があります。その際、ケーブルが破損しているような場合は、火災の原因になることもあるので、速やかに新しいケーブルに交換しましょう。

3.バッテリーの充電不足・劣化

ノートパソコンの場合、バッテリーの充電が不足しているか、バッテリーそのものが劣化していることが原因であることもあります。
バッテリーの着脱ができるタイプであれば、バッテリーを取り外して電源ケーブルを接続してみます。これで電源が入るならバッテリーが原因であると考えられるので、バッテリーを充電するか新しいバッテリーに交換するようにします。

4.パソコン内部に電気が溜まっている

パソコンを長時間使用していると、内部に不要な電気が溜まってしまうこと(帯電)で、パソコンがうまく起動することができなくなります。その場合、対応方法としては放電を行います。
パソコンの電源を落としたら電源ケーブルを抜き、着脱できるバッテリーの場合は取り外し、周辺機器もすべて取り外した状態で数分程度放置します。

5.USBなど周辺機器が影響

USB接続の外付けHDD(ハードディスク)や光学ドライブ、USBメモリなどが原因で電源が入らないケースもあります。
これら周辺機器をすべて取り外してから、あらためて電源を入れ直しましょう。

6.部屋がパソコンに適した室温になっていない

一般的に、パソコンの利用に適した室温は10℃~35℃程度といわれています。
この適性温度を外れ、極端に低温または高温だと、電源が入らないことがあります。
このような場合は、エアコンなどで室温を適温にしてから、あらためて電源を入れ直してみましょう。ただし、急激に室温を上げるとパソコンが結露を起こすので注意が必要です。

7.パソコン内部にホコリが溜まっている

パソコン内部の冷却ファンは空気の流れを作るため、空気と同時にホコリも取り込んでしまいます。ホコリが溜まりすぎると、冷却効率が落ちて熱がこもったり、静電気の発生を引き起こしたりしてしまいます。これが原因となり電源が入らなくなることもあります。
パソコン内部にホコリが溜まっている場合は、エアダスターなどを用いて内部を掃除しましょう。
ただし、初心者がパソコンの内部に触れるのはリスクがあるため、詳しい人に確認することをおすすめします。

8.パソコン内部の各パーツの故障

電源ケーブルや周辺機器などを確認しても問題がなさそうな場合、電源ユニットや、マザーボード、メモリなど、パソコン内部の部品が故障している可能性が高くなります。 初心者が正確な原因を特定して適切に対処するのは難しいので、内部パーツの故障が疑われる場合は、販売店やメーカー、修理業者をはじめとした専門家に相談することをおすすめします。

上記8つの原因でもなく、また、ご紹介した対処法でも解決しない場合には、初期診断が無料のアドバンスデザインまでご相談ください。 アドバンスデザインでは現在、低額固定の「パソコン突然障害お助け復旧キャンペーン」も行っています。ダメージが大きくなり大切なデータが復旧できなくなるる前にお気軽にご相談ください。

【電源は入るがパソコンが起動しない】症状別の対処法

続いては、電源は入るが、パソコン(OS含む)が起動しないというケースについて見ていきましょう。
主にWindowsを例に、よくあるトラブルの症状とそれぞれにおける対処方法をご紹介します。

1.再起動を繰り返す場合

パソコンが何度も再起動を繰り返すトラブルが続く場合、起動に必要なWindowsのシステムファイルが破損している可能性があります。
システムファイルに問題がある場合、Windowsは自動的に再起動を試みる仕様になっているため、延々と再起動を繰り返します。

この場合、起動時に「F8」キーを押し「システム障害時の自動的な再起動を無効にする」ことで、一時的に再起動を避けることができます。
ただし、根本的な解決にはならない上、これだけではシステムファイルが破損した原因もわかりません。

一旦通常どおりに起動できたら、HDD(ハードディスク)の診断をします。HDDに不良セクタが多い場合、それが原因でシステムファイルが破損している可能性もあるため、必要なデータをバックアップした上でHDDを交換します。しかし初心者には難しい作業となるため、専門業者に相談することをおすすめします。

2.数秒から数十秒で電源が切れる場合

電源は入るものの、ちょっと進んだところで起動がキャンセルされてしまうということもあります。
数秒から数十秒で強制的に電源が切れる場合は、ハードウェアのトラブルが考えられます。
特に可能性が高いのが、CPUの過熱を防ぐために強制的に電源を落としているケースです。この場合も対応は初心者には難しいので、メーカーまたは専門の業者に相談するのがいいでしょう。

3.起動中に黒い画面で止まる

メーカーロゴ表示後やWindowsロゴ画面以降など、Windowsの起動中に画面がフリーズしてしまう場合、システムファイルが破損、もしくは本体内蔵の部品および周辺機器を含めたデバイスドライバーが破損していることなどが原因として考えられます。
この場合、まずはセーフモードで起動できるか試してみましょう。セーフモードで起動できる場合はドライバー関連のトラブルである可能性が高いので、該当するドライバーを削除または元のバージョンに復元します。

4.青い画面(ブルースクリーン)上にエラーメッセージの表示

電源を入れたときに、青い画面(ブルースクリーン)が表示される場合のことを指します。
主な原因は、システム・ソフトウェアによるトラブルや、HDDの不具合またはUSBメモリやCDなどが挿入されていることなどです。
もし、USBメモリやCDなどが挿入されている場合は、一旦取り外した上であらためて電源を入れ直してみましょう。

また、青い画面(ブルースクリーン)には、白い文字でエラーコードが書かれており、エラーが発生している理由がわかります。エラーコードの意味や詳細を確認したい場合は、「パソコンが突然ブルースクリーンに!その原因と対処方法」の記事を参考にしてください。

パソコンを修理に出すときの注意点と確認事項

これまでに紹介した対処方法を試しても直らない場合や、自分で対処するのは難しく、どうしても不安が残るという場合は、パソコンメーカーに修理を依頼することをおすすめします。ここでは、修理に出す際の注意点について確認していきます。

パソコンの保証期間を確認。無償で修理できる範囲は?

パソコンを修理に出すときは、まず保証書の保証期間を確認しましょう。
パソコンの保証期間は通常は購入から1年間で、その保証期間内であれば無償修理を受けることができます。

一方で、メーカーや家電量販店によっては独自に3年や5年などの長期保証(延長保証)を設けている場合もあります。製品の購入時にこれらの長期保証に加入している場合は、該当の期間内であれば無償修理を受けることができます。

無償修理が対象とする範囲

保証期間内であっても、必ずしも無償修理が受けられるわけではありません。
詳細はそれぞれの保証内容を確認する必要がありますが、一般的には「通常の使用」における故障のみが無償修理の対象となっており、それ以外の原因による故障は有償修理になることがあります。

パソコンの修理は信頼できる業者に依頼!

パソコンの修理を行う際、心配なのがデータの消失です。基本的な考え方として、パソコンメーカーは機器のみを保証していて、保存されているデータについては対象外であることがほとんどです。仮にデータも保証対象内であったとしてもパソコンのトラブルは大事なデータを失うリスクを伴うため、修理を行う前にデータ復旧専門の業者に依頼するといいでしょう。

アドバンスデザインでは、故障したパソコンやHDDからのデータ復旧サービスだけではなく、パソコンの電源が入らない・起動しないなど、パソコンのトラブルに関するご相談も承っております。
まずは本記事のようなパソコンの電源が入らない、起動しないなどのトラブルが発生した時点で、アドバンスデザインのパソコン復旧サービスにご相談ください


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