メディア解説

データベース(DataBase、DB)の構造・障害

データベースの構造

現在主流となっている“リレーショナル型データベース”の基本構造は、データを“行と列”の双方で整理・関連付けを行った2次元構造のテーブルが中心になっている、比較的大きな容量を持つ一つの「データファイル」として存在することが一般的であり、そのファイルの中に下記に説明する、「テーブル」、「クエリ」、「フォーム」や「レポート」といった、データベースの主要な要素項目の全てが含まれている。

「テーブル」

データの内容を項目別に整理・分類した、表計算ソフトの“スプレッドシート”のような表である。また、データの分析に用いる“パラメータ”が単独ではなく、複数の項目が関連して存在する場合などは、分析される側の“データ”だけでなく、分析に用いる“パラメータ”を「テーブル」として作成し用いることが出来る。このため、データ項目の多い複雑なデータの分析を行う場合には、一つの「データベースファイル」内に複数の「テーブル」が存在することもある。

「クエリ」

データベースの分析の目的として、一つまたは複数のテーブルに対して行う処理の内容として、必要なレコード(情報)の抽出を行い演算するような分析手法を、演算子などを用いて記録した一種のプログラムであって、夫々の分析目的によって作成されるので、分析や「テーブル」の構成の変更など、レコードの操作目的が複数存在する場合には、一つの「データベースファイル」内に複数の「クエリ」を置くことが出来る。

「フォーム」

データベースを使用するために、収納する(されている)データの入力や、編集、表示を効率良く行うために、「テキストボックス」や「コンボボックス」などを使って作成されるユーザインターフェイス。目的に応じて複数の「フォーム」を作成し使用することが可能で、正確かつ効率的なデータの入力・編集作業を可能にする。

「レポート」

データベースを使用して分析を行い、得られた結果を出力するための機能。コンピュータ画面(モニタ)上の表示は、「フォーム」で済ませても良いが、定型の報告書のハードコピーを出力するためには欠くことのできない機能で、罫線や網がけなどの装飾機能も自由に行うことが出来る。目的に応じた複数の「レポート」を作成することが出来る。

データベースの障害

“データベース”は単一のパソコン上で使用されている場合では、データベース特有の障害の発生は稀であるが、データベースの使用目的の特徴として、サーバ上にファイルを置き、複数のクライアントPCから、同時にその一つのファイルにアクセスしている場合もあり、同一のレコード(情報)に対するコンフリクト(同時アクセスによる干渉)が稀に発生し、動作障害を発生して停止してしまう事例が存在する。このような場合に実際にアクセスしているクライアントPCのメモリー上にしか存在せず、サーバの情報が書き換えられていない場合は、入力済みの情報が消滅してしまう場合もあるので、再確認を行うなどの注意が必要になる。また、サーバに存在するファイルに障害が発生し、内容の一部が失われてしまったような場合には、「テーブル」、「クエリ」、「フォーム」、「レポート」など要素は、ファイル内の夫々の要素の先頭部分に、判別可能な「特徴的な文字列」で構成された「シグネチャー」を持つので、それを探し出すことで、データベースの個別の要素だけを回収することも可能である。